広報よこはま 金沢区版 令和2年9月号 No.275


おうちでできる フレイル予防
~金沢区ポジティブエイジング大作戦~
 おうちでできる体操に取り組みながら、心身の機能が低下すること(フレイル)を予防し、新型コロナウイルス感染症に負けないからだづくりを目指しましょう。金沢区では、いくつになっても自分らしく過ごすための取組を応援しています。

■フレイルとは
 年齢とともに心身の活力が低下して、「健康」と「要介護」のはざまにあることを言います。フレイルを予防することで健康寿命(※2)を延ばすことができます。
(※2)健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のこと。

■フレイルの3つの要因
 加齢によるからだの変化、こころの変化、社会的・環境的な変化の3つの要因が合わさることにより起こります。
〈からだ〉
・筋肉量の減少
・食欲の低下
・口腔機能の低下
〈こころ〉
・意欲や気力の低下
・記憶力、意識力の低下
〈社会・環境〉
・外出しない(できない)
・人や社会とのつながりや交流がなくなり孤立

■フレイルの予防方法
 運動・栄養・社会参加が重要と言われています。
 新型コロナウイルス感染症を避けつつできるフレイル予防
〈運動〉
・自宅での簡単なトレーニング
・人混みを避けたウオーキング
〈栄養〉
・バランスのよい食事
・口腔機能の維持(広報よこはま金沢区版5月号表紙掲載)
ホームページ:「金沢区版2020年5月号」で検索
〈社会参加〉
電話やSNS、手紙などのコミュニケーション



下半身の筋力を鍛える・尿もれ予防にも
富士山体操
 富士山体操は、金沢区版介護予防体操です。
 今回は、下半身の筋力を鍛える「いす編」をご紹介します。腹筋と下半身の筋肉を鍛えることで、骨盤底筋群をサポートし、「尿もれ予防」にもつながります。
 「富士の山」の歌を歌いながら体操し、お口まわりの筋肉も鍛えましょう。

金沢区版介護予防体操リーフレット「かもめ体操」「富士山体操」
区役所(4階402)・区内地域ケアプラザ・区内郵便局で配布中!

金沢区のホームページからダウンロードできます
ホームページ:「金沢区 介護予防体操」で検索



前向きな気持ちで外出・人との交流を
 特に社会参加の機会が低下すると、フレイルになりやすいことがわかってきました。新型コロナウイルス感染症予防の正しい知識を持ち、外出や人との交流を楽しみましょう。
●1人や限られた人数での散歩などは感染症のリスクが低いと言われています(国の専門家会議R2.3.19)。
●スーパーへの買い物などは過度に警戒せず、マスクを着け、少人数で空いている時間に行きましょう。
●外出した後は、石鹸で手洗いとうがいをするまで、顔(目・鼻・口)に触れないようにしましょう。
●挨拶や会話は大切です。
 ①屋外や換気状態の良い場所 ②2m程度の距離をとる ③マスクを着けるなどを心掛けて、おしゃべりを楽しみましょう。
●電話も活用し、意識して会話を増やしましょう。


この特集に関する問合せ 高齢者支援担当(4階402)
電話:788-7777 ファクス:786-8872