明日をひらく都市(とし) YOKOHAMA 6 広報(こうほう)よこはま2024 ■舘(たち)ひろし × 山中竹春(やまなか たけはる) × 柴田恭兵(しばた きょうへい) 最高(さいこう)のロケができるまち ヨコハマ 横浜(よこはま)フィルムコミッションが支援(しえん)した 映画(えいが)「帰ってきた あぶない刑事(デカ)」の舞台(ぶたい) 横浜(よこはま)の魅力(みりょく)についての対談(たいだん)のようすは2・3ページへ   市長対談(しちょうたいだん) 「あぶない刑事(デカ)」の舞台(ぶたい) 横浜(よこはま)の魅力(みりょく)を話(はな)し合(あ)う 舘(たち)ひろし×柴田恭兵(しばた きょうへい)×山中竹春(やまなか たけはる)  「あぶない刑事(デカ)」(刑事(けいじ)のことを「デカ」といいます)は、横浜(よこはま)を舞台(ぶたい)にして、タカ(舘(たち)ひろし)とユージ(柴田恭兵(しばたきょうへい))が大活躍(だいかつやく)する刑事(けいじ)ドラマです。1986年からテレビドラマが2シリーズ、さらにスペシャルドラマや映画(えいが)7本が公開(こうかい)されました。とても人気(にんき)のある作品(さくひん)です。横浜市(よこはまし)が撮影(さつえい)を支援(しえん)した8本目(ほんめ)の映画(えいが)が5月24日に公開(こうかい)されます。その記念(きねん)に、横浜(よこはま)の魅力(みりょく)について、舘(たち)さん、柴田(しばた)さんと山中市長(やまなかしちょう)が話(はな)し合(あ)いました。 T 舘(たち)さん S 柴田(しばた)さん Y 山中市長(やまなかしちょう) ■最高(さいこう)のロケができるまち、横浜(よこはま) ―「あぶない刑事(デカ)」の舞台(ぶたい)になっている横浜(よこはま)にはどんな印象(いんしょう)を持っていますか。 舘(たち)さん(このあとはTに省略(しょうりゃく))僕(ぼく)はね、横浜(よこはま)は人も景色(けしき)もうるおっている「ぬれてる町(まち)」だと思うんです。東京ってすごくかわいた都会(とかい)だという気がして。山下公園(やましたこうえん)の近くは、ホテルニューグランドとか当時(とうじ)から変わらないけど、雰囲気(ふんいき)があってエキゾチックですよね。こういうすてきな場所(ばしょ)はこれからも残(のこ)してほしい。 柴田(しばた)さん(このあとはS)横浜(よこはま)はほんとに絵(え)になるんですよね。景色(けしき)や建物(たてもの)はもちろんですが、撮影(さつえい)のとき走りまわった、ちょっとした路地(ろじ)も一つ一つ、横浜(よこはま)というイメージを作っている一部分(いちぶぶん)だと感じています。どこで撮(と)っても、景色(けしき)のおかげで、すてきな映像(えいぞう)になるんですよ。 山中市長(やまなかしちょう)(このあとはY)うれしいです!「あぶない刑事(デカ)」は、1986年から横浜(よこはま)で撮影(さつえい)していますね。横浜(よこはま)と映画(えいが)の関係(かんけい)は古くて、大正時代(たいしょうじだい)(1912~1926)には元町公園(もとまちこうえん)の中に撮影所(さつえいじょ)ができて、たくさんの映画(えいが)が作られました。その後も、港(みなと)やヨーロッパのような建物(たてもの)、中華街(ちゅうかがい)など、「横浜(よこはま)にしかない」景色(けしき)がロケ地(ち)になってきました。そして映画界(えいがかい)や地元(じもと)から、「ややこしくめんどうな撮影許可(さつえいきょか)の申請手続(しんせいてつづ)きを市(し)でまとめてほしい」という声(こえ)があったので、市役所(しやくしょ)の中に「横浜(よこはま)フィルムコミッション」をつくりました。現在(げんざい)では、毎年700~800件(けん)の相談(そうだん)をうけて、経験(けいけん)をつんだ市(し)の職員(しょくいん)が50作品(さくひん)以上の撮影(さつえい)をていねいにサポートしています。こうした市(し)のとりくみによって、作品(さくひん)をつくる人たちとの信頼関係(しんらいかんけい)ができて、横浜(よこはま)を舞台(ぶたい)にしたたくさんの作品(さくひん)ができ、さらには横浜(よこはま)をおとずれる人がふえるという、よい流(なが)れにつながっています。これからも、映画(えいが)やドラマを通(つう)じて、横浜(よこはま)の魅力(みりょく)を広く発信(はっしん)し、ブランドを高(たか)め、より多くのお客(きゃく)さまに来てもらいたいです。 S 僕(ぼく)は横浜(よこはま)が舞台(ぶたい)の作品(さくひん)に出ることが多かったんですが、撮影(さつえい)していても、横浜(よこはま)のみなさんはあたたかかったですね。 T みんなすごく協力的(きょうりょくてき)で。僕(ぼく)は「西部警察(せいぶけいさつ)」を東京で撮影(さつえい)していたんだけど、横浜(よこはま)のほうがあたたかかったです。 Y ありがとうございます。これからも、「横浜(よこはま)でロケをしたい」と感じてもらえるような環境(かんきょう)をつくっていきます。 ―この38年、ベイブリッジやランドマークタワーなど、まちづくりが進(すす)んで景色(けしき)が大きく変わりました。 T 赤(あか)レンガ倉庫(そうこ)のところなんて、38年前は何もなかったよね。今は雰囲気(ふんいき)のよい商業施設(しょうぎょうしせつ)になってる。中華街(ちゅうかがい)もにぎやかで元気だよね。この映画(えいが)に出てくるハンマーヘッドも、そこに新しくできたインターコンチネンタルホテルも、すてきですよね。だって、本当(ほんとう)にすぐそばに海が見えるんだよ。なかなかそんなロケーションはない。 Y 臨港(りんこう)パークからハンマーヘッド、さらに山下公園(やましたこうえん)までのおよそ5kmの海ぞいの水際線(すいさいせん)は、景観(けいかん)も美しいですし、観光施設(かんこうしせつ)も集まっていて、世界にじまんできるロケーションだと思っています。 T 今回(こんかい)、山下公園(やましたこうえん)から赤(あか)レンガ倉庫(そうこ)まで、海のそばを通(とお)る「ザよこはまパレード」に参加(さんか)して、横浜(よこはま)の魅力(みりょく)をあらためて感じました。 Y パレードのときだけでなく、山下公園通(やましたこうえんどお)りでの歩行者天国(ほこうしゃてんごく)や、夜はどの季節(きせつ)でも打(う)ち上げる花火(はなび)「横浜(よこはま)スパークリングトワイライト」など、公共空間(こうきょうくうかん)を使って1年中楽しめるようにしています。これからも、ほかの都市(とし)にはない横浜(よこはま)の水際線(すいさいせん)の魅力(みりょく)をもっともっとみがいて、国内(こくない)からも外国(がいこく)からも、さらにたくさんのお客(きゃく)さまに来てもらえるように、にぎやかな空間(くうかん)にしていきます。お二人もぜひ歩いてみてください。 S 僕(ぼく)は撮影(さつえい)のとき、道路(どうろ)を走りまわりましたから、プライベートで来たときに、「ここも走りまわったな」とか、「この道路(どうろ)も撮影(さつえい)したな」とか、思い出がいっぱいありますね。 Y 本牧(ほんもく)や野毛(のげ)、伊勢佐木(いせざき)など、昔(むかし)からのエリアも横浜(よこはま)の魅力(みりょく)の一つですよね。「あぶない刑事(デカ)」では、昔(むかし)なつかしい町なみから新しいビルが立ち並(なら)ぶエリアまで、さまざまな場所(ばしょ)が出てきますが、放映(ほうえい)を行う東映(とうえい)と協力(きょうりょく)して、これまでのロケ地(ち)めぐりを紹介(しょうかい)するマップをつくりました。対象(たいしょう)になっているお店で買いものをすると、「あぶない刑事(デカ)」のステッカーがもらえるタイアップ企画(きかく)もあります。横浜(よこはま)に来るたくさんの人たちに、有名(ゆうめい)なシーンの舞台(ぶたい)をまわって、横浜(よこはま)の魅力(みりょく)をじっさいに感じてほしいですし、経済(けいざい)の活性化(かっせいか)にもつなげていきます。 S 山下公園(やましたこうえん)や大(おお)さん橋(ばし)から、クルーズ船(せん)やコンテナ船(せん)、クレーンが見える港(みなと)の風景(ふうけい)も、横浜(よこはま)らしさですよね。 Y そうですね。海の上から見る港(みなと)の景色(けしき)もすてきですよ。昨年1年間でクルーズ船(せん)が横浜港(よこはまこう)に入港(にゅうこう)した回数(かいすう)は171回(かい)で、国内(こくない)トップです。横浜(よこはま)にクルーズ船(せん)で来るみなさんにも、海から見る横浜(よこはま)の景色(けしき)を楽しんで、港(みなと)に着いた後は、横浜(よこはま)のまちのあちこちへ行ってもらうようなとりくみをしています。これから臨港(りんこう)パークに展望(てんぼう)ゾーンをつくります。またカフェとランニングステーションがある施設(しせつ)が2025年度(ねんど)にオープンする予定(よてい)で、もっと観光(かんこう)してもらえるようにしていきます。ぜひまた来てください。 ■すてきな仲間(なかま)にかこまれて ―8年ぶりの「あぶない刑事(デカ)」の撮影(さつえい)はいかがでしたか。 T 8年ブランクがあったとは思えないくらい、みんなむかしと全然(ぜんぜん)変わらず、すぐにタカとユージ、あぶ刑事(デカ)のチームになれました。ほんと仲良(なかよ)しなんです。 S 前の作品(さくひん)からの8年のあいだに、コロナもあって、みんながこれまでとちがう時間をすごしたと思うんです。あたり前のことができなくなるというか。そんな時間を経験(けいけん)して、仲間(なかま)といっしょにすごせることの魅力(みりょく)を再認識(さいにんしき)しましたね。 Y 「仲間(なかま)といっしょにすごせる」って、とてもすてきなことですよね。横浜(よこはま)は都会(とかい)のイメージが強いと思いますが、実(じつ)は人のつながりがとても濃(こ)い町なんです。自治会町内会(じちかいちょうないかい)など地域(ちいき)をささえる活動(かつどう)をしている人がたくさんいて、地域(ちいき)のお祭(まつ)りもさかんですし、高齢者(こうれいしゃ)や子どもたちの見まもり、公園(こうえん)や道路(どうろ)など町をきれいにする活動(かつどう)などがさかんに行われています。こうした地域(ちいき)の絆(きずな)がまもられていることが、 先(さき)ほどお二人が言った“横浜(よこはま)のあたたかさ”にもつながっているんだと思います。横浜市(よこはまし)としても、これからも地域(ちいき)をささえる活動(かつどう)をしっかり支援(しえん)していきます。 ■若(わか)い感性(かんせい)を育(そだ)てる ―この作品(さくひん)は長いあいだ愛(あい)されてきました。作品(さくひん)づくりの中で大切にしていることはありますか。 S どんなにくだらないことでも、いっしょうけんめいがんばって、できるかぎりやりましょうということを大切にしています。どんなシーンでも手をぬかずに、楽しんでやりましょうという姿勢(しせい)、「あぶ刑事魂(デカだましい)」ですよね。 T 今回(こんかい)、シリーズの最初(さいしょ)のころには生まれていなかったくらい若(わか)い撮影(さつえい)スタッフが多かったんです。だけど、若(わか)い人は感性(かんせい)がゆたかだし、すばやいし、なんでもうけ入れられる吸収力(きゅうしゅうりょく)があるんですよね。刺激(しげき)をうけたし、これまでの歴史(れきし)と新しい風を融合(ゆうごう)させた作品(さくひん)ができたと思います。 Y お二人やスタッフたちのいっしょうけんめいな思いや若(わか)い力が、すばらしい作品(さくひん)を生(う)み出す源(みなもと)だったんですね。私も、若(わか)い世代(せだい)の感性(かんせい)や、可能性(かのうせい)をのばすことが何よりも大切だと思っています。横浜市(よこはまし)では、「子育(こそだ)てしたいまち」をめざして、未来(みらい)をせおう子どもたちへの支援(しえん)を最優先(さいゆうせん)にとりくんでいます。たとえば、国際理解(こくさいりかい)を深(ふか)めて、平和(へいわ)を考える「よこはま子ども国際平和(こくさいへいわ)プログラム」のスピーチコンテストには、およそ4万人もの子どもたちが参加(さんか)し、「国際平和(こくさいへいわ)のために自分がやりたいこと」をテーマに、熱(あつ)い思いを語(かた)ってくれました。入賞者(にゅうしょうしゃ)はニューヨークの国連本部(こくれんほんぶ)へ行ったりするのですが、貴重(きちょう)な体験(たいけん)をした子どもたちが短期間(たんきかん)のうちに成長(せいちょう)するのにはおどろきます。小さいころから何にでもいっしょうけんめいとりくむと、経験(けいけん)の幅(はば)が広(ひろ)がり、ゆたかに成長(せいちょう)することができますよね。このようなスケールの大きなグローバル教育(きょういく)を提供(ていきょう)できるのは、横浜(よこはま)だからこそと思いますし、これからも多くの分野(ぶんや)で若(わか)い世代(せだい)が、自分で考え、それを発信(はっしん)していく場(ば)をつくって、無限(むげん)の可能性(かのうせい)を広(ひろ)げていきます。 ■横浜市民(よこはましみん)へのメッセージ ―最後(さいご)にお二人から、横浜市民(よこはましみん)のみなさんにメッセージをお願(ねが)いします。 S みなさんのおかげで、とてもすてきな映画(えいが)になりました。この映画(えいが)の撮影(さつえい)が成功(せいこう)したのは、横浜(よこはま)だったからだと思うんです。ぜひ、楽しんでもらえたらうれしいです。 T ほんとにそうだね。38年前に「あぶない刑事(デカ)」を横浜(よこはま)で撮影(さつえい)しようと決めたことが、「あぶない刑事(デカ)」の勝利(しょうり)だった気がします。変わらぬ良(よ)さを持ちながら、日々進化(ひびしんか)する横浜(よこはま)の魅力(みりょく)とともに、映画(えいが)を見てもらえればと思います。 Y ありがとうございます。タカとユージはもちろん、多くのみなさんから愛(あい)されるまちであり続(つづ)けるために、市(し)の内外(ないがい)に発信(はっしん)できるような魅力(みりょく)をつくりあげていきます。 ◆映画(えいが)とともに横浜(よこはま)のまちの魅力(みりょく)をさらに発信(はっしん)  ロケ地(ち)マップがもらえます。実際(じっさい)に撮影(さつえい)されたシーンの写真(しゃしん)ものっています。 ※なくなったら終わりです 【もらえる場所(ばしょ)】市内(しない)の観光(かんこう)・商業施設(しょうぎょうしせつ)、区役所(くやくしょ)、観光案内所(かんこうあんないじょ)など 対象(たいしょう)になっているお店で500円(税込(ぜいこみ))以上の買い物をすると、オリジナルステッカーを1枚(まい)プレゼント! 【くばる期間(きかん)】6月30日(日よう)まで ※なくなったら終わりです ※お店によって、対象(たいしょう)の商品(しょうひん)が決(き)まっていることもあります。 くわしいことはウェブページを見てください。 <プロフィール> 舘(たち)ひろし 1950年3月31日、愛知県(あいちけん)で生(う)まれる。1976年に映画(えいが)「暴力教室(ぼうりょくきょうしつ)」で俳優(はいゆう)デビュー。その後、「西部警察(せいぶけいさつ)」(79~)をきっかけに石原(いしはら)プロに入った。36歳(さい)の時に主演(しゅえん)した「あぶない刑事(デカ)」(86~)で大ブレイク。「終わった人」(18)では第(だい)42回(かい)モントリオール世界映画祭(せかいえいがさい)最優秀男優賞(さいゆうしゅうだんゆうしょう)を受賞(じゅしょう)。「アルキメデスの大戦(たいせん)」(19)、「ヤクザと家族 The Family」(21)、「ゴールデンカムイ」(24)などにも出演(しゅつえん)。 柴田恭兵(しばた きょうへい) 1951年8月18日、静岡県(しずおかけん)で生(う)まれる。1975年に劇団(げきだん)「東京キッドブラザーズ」に入る。86年「あぶない刑事(デカ)」で大ブレイク。演技(えんぎ)がうまい俳優(はいゆう)としてドラマ「はみだし刑事情熱系(けいじ じょうねつけい)」(96-04)、「ハゲタカ」(07)など数々(かずかず)のドラマシリーズに出演(しゅつえん)。そのほか映画(えいが)「集団左遷(しゅうだんさせん)」(94)、「半落(はんお)ち」(04)、「北のカナリアたち」(12)など。最新作(さいしんさく)にドラマ「舟(ふね)を編(あ)む~私、辞書(じしょ)つくります~」(24)がある。 「帰ってきた あぶない刑事(デカ)」(5月24日公開予定(こうかいよてい))  タカ&ユージは、刑事(けいじ)を引退(いんたい)してニュージーランドで探偵事務所(たんていじむしょ)を開き、ゆうゆうとくらしていた。もう一度(いちど)横浜(よこはま)にもどって探偵(たんてい)の仕事(しごと)をスタートさせようとする二人の前に、最初(さいしょ)の依頼人(いらいにん)として現(あらわ)れたのは…まさかの娘(むすめ)!?二人は彼女(かのじょ)にたのまれて母親(ははおや)をさがし始めるが、行く先々(さきざき)で事件(じけん)が次々(つぎつぎ)におきる。やがて二人に、横浜(よこはま)で爆破(ばくは)テロを計画(けいかく)する“新しい敵(てき)”がせまってくる――。 【監督(かんとく)】原廣利(はら ひろと) 【脚本(きゃくほん)】大川俊道(おおかわ としみち) 岡芳郎(おか よしろう) 【出演(しゅつえん)】 舘(たち)ひろし 浅野温子(あさの あつこ) 仲村(なかむら)トオル 柴田恭兵(しばた きょうへい)  土屋太鳳(つちや たお)  西野七瀬(にしの ななせ) 早乙女太一(さおとめ たいち) 深水元基(ふかみ もとき) ベンガル 長谷部香苗(はせべ かなえ) 鈴木康介(すずき こうすけ) 小越勇輝(おごえ ゆうき)/杉本哲太(すぎもと てった) 岸谷五朗(きしたに ごろう)/吉瀬美智子(きちせ みちこ) くわしいことはウェブページを見てください。 「広報(こうほう)よこはまPlus」では、舘(たち)さん、柴田(しばた)さんへのインタビューを読むことができます。   モデル実施(じっし) 放課後(ほうかご)キッズクラブ 放課後(ほうかご)児童(じどう)クラブ 子育(こそだ)て世帯(せたい)の夏を応援(おうえん)! 夏休みの昼食提供(ちゅうしょくていきょう)が始まります!  小学生にとっては楽しい夏休み。でも給食(きゅうしょく)がないので、働(はたら)いている保護者(ほごしゃ)は、毎日、子どもの昼食(ちゅうしょく)をどうしようか、となやむでしょう。そんななやみを軽(かる)くするため、横浜市(よこはまし)では、今年の夏休み期間中(きかんちゅう)に、すべての放課後(ほうかご)キッズクラブ・放課後児童(ほうかごじどう)クラブで昼食(ちゅうしょく)を提供(ていきょう)します。  スマホでかんたんに注文(ちゅうもん)して、しはらうことができます。保護者(ほごしゃ)には、クラブを通(つう)じて6月初(はじ)めごろに案内(あんない)します。この機会(きかい)にぜひ利用(りよう)してください。 <放課後(ほうかご)キッズクラブ・放課後児童(ほうかごじどう)クラブとは>  横浜市(よこはまし)には、小学校の施設(しせつ)を使う「放課後(ほうかご)キッズクラブ」と地域(ちいき)などで運営(うんえい)する「放課後児童(ほうかごじどう)クラブ」があります。保護者(ほごしゃ)が仕事(しごと)などで昼間(ひるま)家にいない家庭(かてい)の子どもたちが、学校が終わった後に楽しく安全(あんぜん)にすごせる場所(ばしょ)です。 ・親子(おやこ)にうれしいポイント! いそがしい朝のお弁当(べんとう)づくりがいらない! 栄養満点(えいようまんてん)!バランスのよいメニューが食べられる 1食(しょく)400円(税込(ぜいこみ))で利用(りよう)できる ・注文(ちゅうもん)はスマホでかんたん! 利用(りよう)のしかた STEP1 スマホ(ウェブ)で前もって注文(ちゅうもん)・決済(けっさい) STEP2 その日に業者(ぎょうしゃ)がクラブに配送(はいそう) 【きくところ】 こども青少年局(せいしょうねんきょく)放課後児童育成課(ほうかごじどういくせいか) TEL:045-671-4068 FAX:045-663-1926(6月初(はじ)めに専用(せんよう)コールセンターができる予定(よてい)) くわしいことはウェブページを見てください。   よこはま彩(さい)発見 vol.18 海、港(みなと)、緑(みどり)、歴史(れきし)、地域(ちいき)、人々など、さまざまな魅力(みりょく)を持つ横浜(よこはま)。このまちの彩(いろど)りを「よこはま彩発見(さいはっけん)」として届(とど)けていきます。 今月は「♪わが日(ひ)の本(もと)は島国(しまぐに)よ~」でおなじみ、横浜市歌(よこはましか)についてです。 知っているようで知らない、横浜市歌(よこはましか)115年の秘密(ひみつ)  日本のいろいろな場所(ばしょ)の文化(ぶんか)や習慣(しゅうかん)を紹介(しょうかい)するテレビ番組(ばんぐみ)で、「横浜市民(よこはましみん)ならだれでも歌える!?」と話題(わだい)になる横浜市歌(よこはましか)。1909年、横浜港(よこはまこう)の開港(かいこう)50周年(しゅうねん)の記念(きねん)に作られました。  作詞(さくし)をしたのは、小説(しょうせつ)『舞姫(まいひめ)』などで有名(ゆうめい)な作家(さっか)、森鴎外(もりおうがい)(本名(ほんみょう):森林太郎(もり りんたろう) 1862-1922)です。作曲(さっきょく)をしたのは、東京音楽学校(とうきょうおんがくがっこう)(今の東京藝術大学音楽学部(とうきょうげいじゅつだいがく おんがくがくぶ))助教授(じょきょうじゅ)の南能衛(みなみよしえ)(1881-1952)でした。南(みなみ)は27歳(さい)で助教授(じょきょうじゅ)になるような、いきおいのある若手(わかて)でした。南(みなみ)が先に曲(きょく)を書き、あとからそれにあわせて鴎外(おうがい)が詞(し)をつけました。  市歌(しか)は、7月1日の横浜開港(よこはまかいこう)50周年記念(しゅうねんきねん)の式(しき)の祝賀会(しゅくがかい)で初(はじ)めて歌われました。指揮(しき)は横浜(よこはま)の音楽教育家(おんがくきょういくか)の高野己之助(たかの みのすけ)、演奏(えんそう)は横須賀海軍楽隊(よこすかかいぐんがくたい)で、市内(しない)の小学校からえらばれた300名の生徒(せいと)が歌いました。  1966年には「横浜市歌普及専門委員会(よこはましか ふきゅうせんもんいいんかい)」が、もとのト長調(ちょうちょう)から音程(おんてい)を低(ひく)くしたほか、複雑(ふくざつ)な音程(おんてい)やリズムを少し変えて、多くの市民(しみん)が歌いやすいようになおしました。  その後(ご)、カバー曲(きょく)、アレンジ曲(きょく)(ジャズ、ブルースバージョン、盆(ぼん)おどり、健康体操(けんこうたいそう)など)もたくさんつくられて、横浜(よこはま)DeNAベイスターズの応援歌(おうえんか)にもとりいれられました。  今でも、横浜市立(よこはましりつ)小学校では市歌(しか)を教材(きょうざい)にして、小中学校(しょうちゅうがっこう)の入学式(にゅうがくしき)や卒業式(そつぎょうしき)で歌えるように歌を教えています。横浜開港祭(よこはまかいこうさい)の「ドリーム・オブ・ハーモニー」では、一般(いっぱん)から集まった300人ぐらいの市民合唱団(しみんがっしょうだん)が、毎年ステージの1曲目(きょくめ)として市歌(しか)を歌います。110年以上長い間、市民(しみん)に愛(あい)されてきた横浜市歌(よこはましか)を、これからもずっと歌っていきたいものです。 参考(さんこう):横浜市中央図書館(よこはまし ちゅうおうとしょかん)ウェブページ 『ブックリスト「読んで知る横浜市歌(よこはましか)」』   横浜交響楽団編著(よこはま こうきょうがくだん へんちょ)『横浜開港(よこはまかいこう)150周年(しゅうねん)・横浜市歌(よこはましか)100年 横浜市歌(よこはましか)【横浜洋楽文化史(よこはまようがくぶんかし)】』 横浜市歌(よこはましか) もとの曲(きょく)の利用(りよう)について もともとの曲(きょく)の著作権(ちょさくけん)は保護期間(ほごきかん)をすぎているので、原則(げんそく)として自由(じゆう)に使うことができます。 くわしいことはウェブページを見てください。 【きくところ】 教育委員会事務局(きょういくいいんかい じむきょく)生涯学習文化財課(しょうがいがくしゅうぶんかざいか) TEL:045-671-3282 FAX:045-224-5863